世界大百科事典(旧版)内の《公民叢書》の言及
【百科事典】より
…それは結局,百科事典という形態をとらなかったけれども,彼の意図は叢書という形で達せられた。その最初の出版物は1920年に公民書局から出た《公民叢書》で,国際・社会・政治・哲学・経済・教育などの分野にわたって,国民に必要な知識を,欧米および日本の著述の翻訳を通して,提供しようとしたものである。それは江戸幕府が手がけた《厚生新編》と明治の《百科全書》,つまり日本の第1号と第2号の百科事典が西欧の百科事典の翻訳であったのと軌を一にしている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」