世界大百科事典(旧版)内の公用語法の言及
【カナダ】より
…ペトロ・カナダの創設(1974)によるエネルギー部門の国有化,貧困者,老人などへの社会保障拡大,海外駐留軍の削減などの政策は,ヨーロッパ・スタイルの社会民主主義を根づかせようとの志向を反映している。民族紛争を回避するため人種差別的な移民規制が撤廃され,1969年には公用語法が制定されてフランス語は初めて連邦の公用語として認められた。ウクライナ系,中国系など英仏系以外のエスニック・グループが〈二文化政策〉への反発を強めると,トルドーは71年に世界に先駆けて〈多文化主義〉を公式の連邦政策として宣言した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」