六半切(読み)ろくはんぎれ

世界大百科事典(旧版)内の六半切の言及

【古筆】より

…古筆切収集の流行は,巻物類の切断という弊害を生んだが,各所で分散保存されてきた結果,一部が災害にあってもすべてが失われることなく,そのため多くの種類が現存し,芸術上はもとより歌学,文学上の伝本研究や,古筆研究上,貴重な資料となっている。古筆の断簡とその形は,粘葉(でつちよう)本や冊子本から一葉を切り取る場合,冊子本1ページの大きさにあたる四半切(半紙の半分の大きさ),枡形の小型の粘葉本から取り出した六半切(全紙の1/6),その変形の大四半,小六半などがある。巻物から切り取ったものには,冊子本の型に準じて四半型に切るものと,短冊の形に準じて切り取ったものが多い。…

※「六半切」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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