世界大百科事典(旧版)内の六堰用水の言及
【大里用水】より
…埼玉県北西部,荒川水系最大の用水路。別名を六堰(ろくせき)用水というが,それは荒川岸の上下に,慶長年間(1596‐1615)までに造られていた奈良堰,玉井堰,大麻生(おおあそう)堰,成田堰,御正(みしよう)堰,吉見堰の6用水のそれぞれの頭首工を1929‐39年に合口したためである。取水地点は荒川北岸,大里郡花園村永田地先で,六堰のうち御正堰および吉見堰の両用水は,同郡川本村明戸で荒川河床をサイフォンでくぐって,対岸大里村方面に導かれている。…
【川本[町]】より
…養豚が行われ,ハム工場もある。町の西端には荒川から取水する六堰用水の頭首工があり(1939完成),大里・北埼玉両郡の6用水をまかなっている。南岸の畠山には源頼朝につかえた畠山重忠の墓や館跡があり,本田には円墳56が集まる鹿島古墳群がある。…
※「六堰用水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」