六輪一露説(読み)ろくりんいちろせつ

世界大百科事典(旧版)内の六輪一露説の言及

【金春禅竹】より

…《五音之次第》《歌舞髄脳記》《五音三曲集》《六輪一露之記》《六輪一露之記注》,《六輪一露秘注(寛正本・文正本)》《至道要抄》《明宿集(めいしゆくしゆう)》などが彼の著で,その論はかなり難解で,理論的脆弱(ぜいじやく)さをも含んでいるが,仏教的哲理や歌論などを借りて能の本質を説明しようとしている点に特色がある。禅竹の理論の中核である六輪一露説に,前関白一条兼良,東大寺戒壇院の普一国師志玉,堺の禅僧南江宗沅(そうげん)らが協力しており,一休宗純と親しかったという説には根拠がないものの,禅竹が当代一流の人物から後援を受けていたことは確かである。そのことが彼の能楽論の深化に役立っていない点が惜しまれる。…

※「六輪一露説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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