其磧(読み)きせき

世界大百科事典(旧版)内の其磧の言及

【江島其磧】より

…江戸時代の浮世草子作者。本名村瀬権之丞,通称庄左衛門。京都の人。江戸時代初めより続く大仏餅屋の主人。1696年ころに浄瑠璃の作があるが,99年役者評判記《役者口三味線》を,1701年には浮世草子《けいせい色三味線》を京都の八文字屋から出してより,評判記・浮世草子の作者として活躍。前者は以前の容色本位の評判を脱して芸評書としての性格をはっきりうち出し,体裁・位付け・批評法など以後幕末・明治に至る評判記の型を定める書となった。…

※「其磧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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