冀東防共自治委員会(読み)きとうぼうきょうじちいいんかい

世界大百科事典(旧版)内の冀東防共自治委員会の言及

【華北工作】より

…11月には親日派の汪兆銘外交部長が狙撃されて下野し,その直後に国民政府はイギリス人財政家リース・ロスF.W.Leith‐Rossの援助で幣制改革を成功させ,中国の経済的統一を促進した。日本軍は華北の軍閥をとりこもうとしたが成功せず,悪評高い殷汝耕を主席に11月に非武装地帯を中心に冀東防共自治委員会(12月,冀東防共自治政府と改称)を作らせた。国民政府は殷を国賊として逮捕令を出したが,日本との衝突をさけるため12月に河北・察哈爾両省と北平(北京),天津両市を管轄する冀察政務委員会を作り,第29軍長の宋哲元を委員長とした。…

※「冀東防共自治委員会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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