内側上窩孔(読み)ないそくじょうかこうか

世界大百科事典(旧版)内の内側上窩孔の言及

【パンダ(熊猫)】より

… ジャイアントパンダは染色体数42本で,レッサーパンダ,アライグマ,クマとも違うが,前・後足の指は第2,3,4指がほぼ同長で,尾が短く,下あごの臼歯が3対で,腎臓がブドウの房状であるなど,クマ科と同じである。しかし,裂肉歯の突起が5個で,翼蝶管がなく,前肢の上腕骨に内側上窩孔(ないそくじようかこう)と呼ばれる特別の孔があることなどはクマ科と異なり,アライグマ科と同じである。 すなわち2種のパンダはアライグマ科とクマ科のいずれとも異なり,陰茎が小さく後方に向かっていること,陰茎骨が短いことが2種のパンダの特徴であり,さらに手根骨のうち第1指側の種子骨が長いこと,および右側の精巣静脈が下大静脈またはその枝に続くこと(アライグマ科とクマ科では右側の精巣静脈は右側の腎静脈に続く)も,2種のパンダに共通であり,パンダ科の特徴である。…

※「内側上窩孔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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