内部モデル(読み)ないぶもでる

世界大百科事典(旧版)内の内部モデルの言及

【運動】より

…はしを初めて使うとか,鉄棒の逆上がりをするとか新しい運動技術を学ぶときには確かにたいへん苦労して覚えた記憶が残っているが,慣れ親しんだ動作については,あまりに簡単すぎてほとんど意識にも上がらなくなってしまう。私たちのこのような日常の感覚とは裏腹に,計算論的神経科学や認知科学は,感覚入力から運動制御にいたる脳と神経系の計算は複雑で膨大なものであり,内部モデルと呼ばれる特別な計算機構に頼っているということを明らかにした。しかも,感覚運動変換にのみ使われると考えられていた脳の部位,特に小脳や高次運動野などが運動とは直接関わりのない言語,暗算,思考,イメージトレーニング,注意の移動,言語的記憶に重要な働きをしていることがわかった。…

※「内部モデル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む