最新 地学事典 「内部摩擦角」の解説
ないぶまさつかく
内部摩擦角
angle of internal friction
C.A.Coulomb(1773)による剪断破壊基準は,固体の剪断破壊強度τが仮想破断面に作用する法線応力σに依存し,τ=C+μσで表されるというもので,ある封圧範囲での岩石破壊実験の結果とよく合致する。ここでCは応力のない状態での剪断強度,すなわち固体の固結度を表し,μは仮想破断面の摩擦係数を表し内部摩擦係数と呼ばれる。応力のモール表示では,Coulombの破壊基準はτ切片C,傾きμの直線となるが,この直線とσ軸の成す角φ=tan-1μを内部摩擦角と呼ぶ。剪断抵抗角とも。仮想破断面と最大圧縮主応力軸とのなす角は,45-φ/2となる。
執筆者:金川 久一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

