改訂新版 世界大百科事典 「内部遷移元素」の意味・わかりやすい解説
内部遷移元素 (ないぶせんいげんそ)
→遷移元素
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
→遷移元素
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…原子の最外部の電子配列は正確に知られていないものが多いが,一般に5fn6s26p67s2または5fn6s26p66d17s2と推定され,5f電子の数が0から14まで増加していく様子は,4f電子が同様に増加するランタノイドとよく似ている。このため,周期表ではランタノイドの下に置かれ,これと一括して〈内部遷移元素〉〈fブロック元素〉などとも呼ばれる。しかし化学的にはより複雑な挙動を示し,表に示すような種々の酸化数の化合物をつくるが,キュリウムCm以下の元素は3価の状態が安定となり,ランタノイドとの類似が著しくなる。…
…またさらに,第7周期のアクチノイドおよびそれに続く原子番号104以降の元素を第四遷移元素(第四遷移系列)と呼ぶこともある。なお,これらのうちのランタノイドとアクチノイドの諸元素をあわせて内部遷移元素と呼び,その他の元素から区別する。化学者がふつう遷移元素というときは内部遷移元素以外のものをさす場合が多い。…
※「内部遷移元素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」