世界大百科事典(旧版)内の円山欠餅の言及
【かき餅(欠餅)】より
…同じ餅を小さなさいの目に切ったのが霰餅(あられもち∥あられ)で,江戸時代初頭にははじめからかき餅や霰餅にするための餅をつくる風が定着していた。《雍州(ようしゆう)府志》によれば,京都円山の安養寺,双林寺などでつくるものは〈円山欠餅(まるやまかきもち)〉として著名であった。それは厳冬の間に餅をつき,半乾きになったところで薄く切って陰干しにしたもので,名物として遠方へも送られたという。…
※「円山欠餅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」