世界大百科事典(旧版)内の再生冷却法の言及
【ロケット】より
…ポンプを出た後の推薬は燃焼室内に噴射されるが,ふつう,燃料はその間二重壁で作られた燃焼室の器壁の間を通ってこれを冷却し,長秒時の運転に対しても適度な壁温が保てるように設計されている。この方式の冷却法を再生冷却法といい,エネルギーの損失がほとんどないのも長所である。液体ロケットエンジンはふつうジンバル(互いに直交する二つの回転軸をもつ台)上にすえつけられ,全体を油圧で動かして推力方向を制御する。…
※「再生冷却法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」