冷然院(読み)れいぜいいん

世界大百科事典(旧版)内の冷然院の言及

【冷泉院】より

…その後,在位中あるいは退位後にここを居所とした天皇は多く,累代の後院と言われるゆえんである。最初は冷然院と書いたが,10世紀中期の天暦年間,村上天皇のときに焼亡に遭い,〈然〉は〈燃〉に通じ縁起が悪いということで〈泉〉に改め,このときから冷泉院となった。多くの殿舎を構え,池庭も優美をきわめ,清少納言も《枕草子》の〈家は〉の段で冷泉院を挙げて賞賛している。…

※「冷然院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む