世界大百科事典(旧版)内の凄絶主義の言及
【セラ】より
…スペインの作家。母親を殺した死刑囚の宿命的状況を,現実の凄惨さを誇張する〈凄絶主義〉の手法で描く《パスクアル・ドゥアルテの家族》(1942)で内戦後の文壇に登場,スペイン文学に新しい方向を示す。代表作に,マドリードのカフェを中心に1942年の大衆の生活を活写した《蜂の巣》(1951)や南アメリカ旅行に想を得た《混血娘》(1955)がある。…
※「凄絶主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」