凝灰集塊岩(読み)ぎょうかいしゅうかいがん

岩石学辞典 「凝灰集塊岩」の解説

凝灰集塊岩

集塊岩

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の凝灰集塊岩の言及

【火山岩】より

…多孔質な放出物で,フェルシックなものは軽石,またマフィックなものはスコリア(岩滓)とよばれる。それらの火山砕屑物が固結した岩石を,おもに含まれる破片に基づき,火山弾を主とした凝灰集塊岩agglomerate,火山岩塊を主とした火山角レキ岩volcanic breccia,火山礫を主とした火山レキ凝灰岩lapilli tuff,火山灰を主とした凝灰岩tuff,火山角礫と火山灰よりなる凝灰角レキ岩tuff brecciaに分類する。比較的高温で堆積した凝灰岩は固く溶結して溶岩のような見かけを呈することがある。…

【火山砕屑岩】より

…火山砕屑岩はふつう構成粒子の直径によって図のように分けられる。特に火山弾を含む火砕岩は凝灰集塊岩と呼び,軽石やスコリアを多く含むものをそれぞれ軽石凝灰岩,スコリア凝灰岩と呼ぶ。軽石凝灰岩やスコリア凝灰岩は比重が小さく,容易に切断加工されるので,大谷石のように建築用石材としてつかわれる。…

※「凝灰集塊岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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