翻訳|agglomerate
元来agglomerateは粗粒で角張った火砕岩類の総称として1831年にライエルが用いたことばであった。その訳語が集塊岩で、日本でも古くから用いられているが、用法はまちまちであった。現在では、ただ集塊岩という単独での用法は少なくなってきている。火山弾が火山灰の基質中に散在して膠結(こうけつ)しているものを凝灰集塊岩agglomerate、スコリアの基質からなっているものをスコリア集塊岩agglutinate、火山弾のかわりに溶岩餅(べい)が主要な岩片の場合は溶岩餅凝灰集塊岩driblet-agglomerate、溶岩餅スコリア集塊岩driblet-agglutinateとよんでいる。これまで多くの場合、日本で用いられてきた集塊岩の大部分は、本質火山角礫(かくれき)岩、本質凝灰角礫岩に分類される。厳密な意味での凝灰集塊岩、スコリア集塊岩は、火山弾や溶岩餅のように流動性のある空中飛行物体を含むもので、比較的、伊豆箱根などの地方でみられる玄武岩質火山などに多い。
[矢島敏彦]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新