凩の言水(読み)こがらしのごんすい

世界大百科事典(旧版)内の凩の言水の言及

【言水】より

…京都京極誠心院に葬る。作風は感覚的で,官能的でさえあったが,自然観照にも優れ,とくに〈凩(こがらし)の果はありけり海の音〉(《新撰都曲》)の句が人口に膾炙(かいしや)して,〈凩の言水〉とあだ名された。〈猫逃て梅動(ゆすり)けりおぼろ月〉(《初心もと柏》)。…

※「凩の言水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」