出羽国絵図(読み)でわのくにえず

世界大百科事典(旧版)内の出羽国絵図の言及

【出羽国】より

…例えば表高30万石の米沢藩の実高は51万石余,秋田藩(20万石)は実高30万石余を打ちだした。1647年(正保4)の出羽国絵図によれば,置賜,村山,最上,田川,櫛引,遊佐,油利,雄勝,平刈(平鹿),山本,豊嶋,秋田,檜山の13郡があり,石高の合計は95万石余で,その領域は佐竹(秋田),上杉(米沢),松平(山形),酒井(鶴岡)などのほか幕府代官領(11万石余),寺社領(1万7000石余)など14に色分けしているが,その石高合計は幕府への届高と同じである。
[産業と交通]
 北部(現,秋田県)では米代(よねしろ)川流域の杉材が著名であり,院内銀山を中心に金銀山の開発が佐竹氏の入部以後急速に進んだ。…

※「出羽国絵図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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