世界大百科事典(旧版)内の出資者鉱夫の言及
【鉱山】より
… 15~16世紀になると鉱山の事情は大きく変わった。(1)鉱夫は坑区に持分をもってみずから採掘し,共同の費用を負担していたが,坑道が大規模になり多額の資金が必要になると,いままでの〈働く鉱夫〉のほかに,資金を提供して持分を買い集めるが採掘労働は他人に請け負わせる〈出資者鉱夫〉が現れた。新しく開発された鉱山では初めから〈出資者鉱夫〉が坑区を所有し,多数の下請組(3~4人くらい)にまた貸しして採掘を請け負わせた。…
※「出資者鉱夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」