出針(読み)でばり

世界大百科事典(旧版)内の出針の言及

【針】より

…また,憑き物落しに行われる影針(かげばり)行事は,男針・女針という長短2種の鉄針を憑き物を使った者の名前を書いた人形(ひとがた)の急所につきたてたり,あるいは左手を病者にあてて右手に持った針を気合いもろとも畳にたてるものであるが,針の呪力をよく示している。針をめぐる俗信にも,出針(出がけに針を使うこと)はケガをする,悪いことが起こると忌まれたり,障子に針を刺すと死んでからその穴を通る,針を粗末にすると死んでから針の山を登らされる,あるいは他人に針穴に糸を通してもらうと思うことがかなわない,出産のときその人が来るまで生まれないなど,なんらかの意味で異界とかかわるものが多い。 また,針は正月三が日に使うものではないとか,寒中に針を買ったり使ったりすると火難にあう,盆の16日に針を使えば仏さまの足に刺さる,客商売の家で晩に針仕事をすれば針で客足がとまるなどともいう。…

※「出針」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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