世界大百科事典(旧版)内の分流式下水道の言及
【下水道】より
…【伊藤 好一】 明治に入って1872年(明治5)東京銀座の大火後,街路修築と同時に両側の下水溝を西洋風に改造することが行われたが,下水道の必要性が認識されるようになったのは,77年の東京におけるコレラの大流行以降のことである。オランダ人技師J.デ・レーケの意見によって,84‐86年東京神田鍛冶町などに分流式下水道を建設したのが日本の近代下水道の最初であり,煉瓦,または陶管による延長約4000mが敷設された。また同じころに横浜外国人居留地にも煉瓦造の下水道が敷設された。…
※「分流式下水道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」