世界大百科事典(旧版)内の切手会所の言及
【藩政改革】より
…成功の鍵としては二つの経済的条件をあげることができよう。その一つは,産物会所と並んで切手会所を設け,生産者農民が必要とする資金をきわめて有利に運用できる荷為替(にがわせ)による金融が,驚くべきことに,すでにここには存在していたことであろう。荷造りされた木綿は,飾磨津(しかまづ)に設置された木綿荷扱所に送付され,同所の発行する〈荷物受取証〉を受け取り,これに〈借用証〉を添え,切手会所に提出して,木綿代価の70~80%を木綿切手をもって無利息で受け取ることができた。…
※「切手会所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」