《列女伝図巻》(読み)れつじょでんずかん

世界大百科事典(旧版)内の《列女伝図巻》の言及

【顧愷之】より

…彼の絵の本領は対象の精神性を写しとろうとする晋初以来の伝統にのっとった肖像画にあり,疾風迅雷と評されたすばやい流麗な筆線でモデルの個性や雰囲気を巧みに表現したもので,隋・唐の文献の伝える仙人,美人,鳥獣などの画目ではすでにイメージの大きなずれが生じている。大英博物館蔵《女史箴(じよししん)図巻》,北京故宮博物院蔵《列女伝図巻》は後世の模本ではあるが,風刺的風俗画,説話画的表現の豊かな反面,古拙な要素も残していて,原本の顧愷之筆の伝称を信じさせるに足る作品といえよう。【古原 宏伸】。…

※「《列女伝図巻》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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