初子の忌(読み)はつねのいみ

世界大百科事典(旧版)内の初子の忌の言及

【農事暦】より

…それらは荘園文書や公家日記,文学作品,社寺権門領主らの年中行事などの諸記録,地方に伝わる古い民俗的伝統行事などによって,断片的あるいは間接的にうかがうことができる。 それらによると,中世の農民は正月元三日(がんざんにち)(元旦のこと)の節会(せちえ)ののち,初山入りをして農事始めの柴を刈り,初子(はつね)の日に〈初子の忌(いみ)〉と称して野遊びを行い,カヤを刈って蚕箙(かいこえびら)をこしらえ,また神前で農作の予祝神事である田遊を行う。2月には荒田打ちが始まり,同時に野らに村人が集まって用水の水上を祈る仲春の田の神祭が催され,その水を引いて播種した苗代にしめ(注連)が張られた。…

※「初子の忌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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