初期サピエンス(読み)しょきさぴえんす

世界大百科事典(旧版)内の初期サピエンスの言及

【原人】より

…1933年にドイツのシュトゥットガルトに近いシュタインハイムSteinheimで発見された頭蓋,35年から55年にかけてイギリスのロンドンに近いスウォンズクームSwanscombeで発見された頭蓋片,60年に北ギリシアのペトラロナPetralónaの洞穴で発見された頭蓋,69‐71年に南フランス,トータベルのアラゴAragoの洞穴で発見された頭蓋,72‐76年にドイツのハレに近いビルチンクスレーベンBilzingslebenで発見された頭蓋片などがそれである。アジアの原人にくらべて歯が小さく,脳頭蓋が大きいという傾向を示すところから,ホモ・エレクトゥスに分類せず,前ネアンデルタールanteneanderthalianとか初期サピエンスearly sapiensなどと呼ばれることがある。 アフリカの原人としては,1954‐55年にアルジェリアのテルニフィヌで発見され,アトラントロプスと名づけられた更新世中期の下顎骨化石や,南アフリカのスワルトクランスSwartkransで,1949年に発見され,テラントロプスと名づけられた,同じく更新世中期の下顎骨化石が早くから知られていた。…

※「初期サピエンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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