別安心(読み)べつあんじん

世界大百科事典(旧版)内の別安心の言及

【安心】より

…善導以後,浄土系諸宗では広くこの語を用い,阿弥陀仏の救いを信じて往生を願う心を表現した。善導は《観無量寿経》の説く三心(至誠心,深心,回向発願心)を往生の正因とし,三心具足の念仏を説いたが,浄土宗(鎮西)では,安心に総・別を立て,往生を願う別安心のほかに,通仏教的な菩提心を総安心とし,西山派では,自力を捨て弥陀の弘願に帰する領解(りようげ)の心を安心とし,真宗では,弥陀をたのむ信の一念の起こるところを安心決定とする。異安心【薗田 香融】。…

※「別安心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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