《利子と物価》(読み)りしとぶっか

世界大百科事典(旧版)内の《利子と物価》の言及

【ウィクセル】より

…初期の業績である《価値・資本・地代について》(1893)は,ベーム・バウェルクの資本理論とワルラスの一般均衡理論との統合を試みたもので,新古典派経済学の一つの集大成である。また学位論文(《財政理論研究》1896)で財政理論にも重要な貢献をなしたが,最も独創的な業績は《利子と物価》(1898)で展開された貨幣的不均衡理論である。それは,物価の変動の原因を資本の予想収益率(自然利子率)と銀行の貸出利子率(市場利子率)との乖離(かいり)に見いだしたもので(〈ウィクセル的累積過程〉),その後のヨーロッパにおける貨幣理論と景気変動論に多大の影響力を及ぼすとともに,ケインズ経済学の先駆けともなった。…

※「《利子と物価》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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