世界大百科事典(旧版)内の利益折半方式の言及
【石油産業】より
…しかも石油会社は,少額の利権料を支払う義務を負うだけで,産油国政府が操業に介入する余地はほとんどなかった。しかし,しだいにこうした少額の利権料を支払う方式に代わって,所得税を支払う方式,すなわち利益折半方式が普及していった。ベネズエラが1943年石油産業に対する所得税制を施行し,48年新たに付加税を制定して,石油操業利益の50%が政府収入となることを保証する利益折半方式を実現させた。…
※「利益折半方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」