《制服の処女》(読み)せいふくのしょじょ

世界大百科事典(旧版)内の《制服の処女》の言及

【女の園】より

…良妻賢母の育成を方針にかかげ青春を抑圧する,封建的で厳格な全寮制女子大学を舞台に,その中で〈民主化運動〉と並行してさまざまな女子大生たち(久我美子,岸恵子,高峰秀子ら)の青春,恋愛が,木下恵介ならではの情感豊かなタッチで群像ドラマとして展開される。あるアメリカの映画評論家は,封建的なプロシア的教育を弾劾したレオンティーネ・ザガン監督,ヘルタ・ティーレ主演のドイツ映画《制服の処女》(1931)を連想させると評した。それまでの日本の〈女性映画〉の域を脱して,戦後の学生の問題を真剣にとり上げて描いた最初の映画である。…

【嘆きの天使】より

…ハリウッドでトーキー第1作《サンダーボルト》(1929)を撮ったジョゼフ・フォン・スタンバーグが,ドイツのウーファ社のエーリヒ・ポマー(1889‐1966)に招かれて監督,ドイツ語版と英語版が同時につくられた。女流監督レオンティーネ・ザガン(1889‐1974)の《制服の処女》(1931)などと並んでドイツのトーキーの本格的到来を告げるとともに,またワイマール時代のドイツ映画の末期を飾った作品である。スタンバーグに発見されたマルレーネ・ディートリヒが一躍スターとなったことでも知られる。…

※「《制服の処女》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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