制腐法(読み)せいふほう

世界大百科事典(旧版)内の制腐法の言及

【手術】より


[無菌手術の導入]
 パスツールにより有機物の腐敗・発酵は空気中の微生物によりおこることがわかり,これを受けてJ.リスターは石炭酸消毒を,R.vonフォルクマンは昇汞消毒を提唱した。しかし,この種の消毒法は腐敗を制する制腐法にすぎず,また組織に対する障害も大きいので,他の方法が考案された。1886年E.vonベルクマンは蒸気消毒法を,88年デービッドソンは煮沸法を考案し,89年C.シンメルブッシュは手術器具,包帯材料,手術着などの煮沸蒸気消毒法を完成した。…

※「制腐法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む