世界大百科事典(旧版)内の前皮質脊髄路の言及
【錐体路】より
…今日では伝導路は起始と終止を併記する慣例になっているので,錐体路は皮質脊髄路と表記される。また錐体側索路,錐体前索路はそれぞれ外側皮質脊髄路,前皮質脊髄路となっているが,これはラテン学名の直訳でいささかわかりづらい。 一方,外眼筋,咀嚼(そしやく)筋,表情筋,咽頭・喉頭の小筋,舌筋などの頭部の横紋筋を支配する運動神経細胞は,中脳から延髄にかけて分布する脳神経起始核にある。…
【脊髄】より
…この経路は延髄の下端で大部分が交叉(錐体交叉)して反対側の側索を下行し,外側皮質脊髄路となる。残りは交叉しないで同側の前索を下行する前皮質脊髄路となる。この錐体路の働きによって手や足を自分の意志によって動かすことができる。…
※「前皮質脊髄路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」