《剣蘭花鏡集》(読み)けんらんかきょうしゅう

世界大百科事典(旧版)内の《剣蘭花鏡集》の言及

【ラン(蘭)】より

…とくに文政年間に発行された水野忠敬の《草木錦葉集》(1826)は全般の植物にわたる柄物の大集成として著名であり,ランも各所にとりあげられている。明治になり,西欧の文化が流入するにおよんで,皇室をはじめ政治家や豪商などが洋ランの本格的な培養に取り組みはじめたころから,東洋ランも文人墨客を主として趣味者をひろげ,《剣蘭花鏡集》や《古今要覧稿》などに色刷りのランの絵がみられるようになった。明治の末期になると,シュンランの柄物が名品として世に発表され,カンランも優雅な品位を鉢植えにして産地を中心に愛好され,この時代に東洋ランの趣味が洗練された姿で定着したのである。…

※「《剣蘭花鏡集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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