副交感神経系節前繊維(読み)ふくこうかんしんけいけいせつぜんせんい

世界大百科事典(旧版)内の副交感神経系節前繊維の言及

【自律神経系】より

… 副交感神経系の節前ニューロンと節後ニューロンは,ともにアセチルコリンを神経伝達物質としている。動眼神経内を走行する副交感神経系節前繊維(動眼神経副核を中心とした脳幹内領域から出る)は毛様体神経節に至り,同神経節内の節後ニューロン細胞体に対してシナプスを形成する。この細胞体から出る節後繊維(長さ約2cm)が眼球内の瞳孔括約筋および毛様体筋に分布する。…

【節前繊維】より

…交感神経系節前繊維は胸・腰髄内から発し,椎傍あるいは椎前神経節内に至る。副交感神経系節前繊維には脳幹内から発して毛様体神経節,翼口蓋神経節,顎下神経節,耳神経節,あるいは胸・腹部内臓の壁内神経節に至るものと,仙髄内から発して骨盤部内臓の壁内神経節に至るものがある。交感,副交感神経系を問わず,すべての節前繊維の末端からはアセチルコリンが神経伝達物質として放出される。…

※「副交感神経系節前繊維」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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