世界大百科事典(旧版)内の《創造の自然史の痕跡》の言及
【進化論】より
…しかし両者の進化論は互いに独立に形成されたと見られている。19世紀になり,C.ダーウィンの自然淘汰説の先駆となる研究もいくつかあらわれたが,当時は注目されず,チェンバーズR.Chambersの著作《創造の自然史の痕跡》(1844)が自然神学との混合のような進化論ではあったが,一般の関心をよび多くの議論を起こさせた。C.ダーウィンの進化学説公表の直前にでたH.スペンサーの進化論では,進歩の観念との関係がきわめて密接である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」