世界大百科事典(旧版)内の加賀馬場の言及
【白山比咩神社】より
…石川県石川郡鶴来町に鎮座。おそくとも9世紀初頭までには成立していた霊峰白山(はくさん)への登拝路の一つである加賀馬場(ばんば)を前身とする。現在は社伝により菊理媛(くくりひめ)神,伊邪那岐(いざなき)神,伊邪那美(いざなみ)神の3座をまつるが,本来の主神は白山比咩神(鎌倉時代以後菊理媛神説が中心)で白山を神体山とする。…
【白山】より
…白山を水源地とする加賀の手取川,越前の九頭竜川,美濃の長良川の三つの大河の流域に,白き神々の座を農耕神と仰ぐ信仰が生まれた。おそくとも9世紀ごろまでに,それぞれの大河流域の白山信仰の中心として加賀馬場(ばんば),越前馬場,美濃馬場が形成された(《白山之記》)。この三馬場は,いずれも白山本道(ほんどう)(禅定道(ぜんじようどう)ともいう)と称した白山を登拝する別々の道の起点である。…
※「加賀馬場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」