世界大百科事典(旧版)内の労作時呼吸困難の言及
【呼吸困難】より
…このほかに,呼吸筋の機械的仕事量の増加によるとするもの,呼吸中枢の異常興奮,呼吸筋に対する酸素供給量の不足,動脈血中酸素欠乏,二酸化炭素過剰,血液の酸性化などの血液化学組成の変化など,いろいろな発生機序が挙げられている。
[分類]
呼吸困難は体動によって出現し,増強するもの(労作時呼吸困難)が多いが,じっとしていても起こる場合がある(安静時呼吸困難)。労作時呼吸困難は重症になるほどわずかの体動で呼吸困難が出現し,動くことができなくなるので,表のように,可能な運動の程度によって,労作時呼吸困難の重症度を1度から5度の5段階に分ける。…
※「労作時呼吸困難」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」