労働者総同盟(読み)ろうどうしゃそうどうめい

世界大百科事典(旧版)内の労働者総同盟の言及

【アナーキズム】より

… 20世紀初頭,フランスから導入されたサンディカリスムは戦術上の活路を開き,1911年にはアナルコ・サンディカリスム系全国組織〈全国労働者連合(CNT)〉が結成され,19年にその加盟人数はカタルニャ,アンダルシア両地方を中心に約71万にも及んだ。結成後CNTがすぐに直面したのは,マドリードやアストゥリアス地方に勢力基盤があった社会党系労組〈労働者総同盟(UGT)〉(1920年加盟人数約21万)との提携問題であった。さらにロシア革命の影響で,戦術上政治結社との接触に関して柔軟な姿勢をとるグループと,あくまでも接触を断とうとするグループとの確執が生まれた。…

【イグレシアス】より

…印刷工労組の委員長(1875)を経て,79年5月に数人の仲間と社会党を創立,81年に党中央委員会委員長となった。88年には労働者総同盟(本部マドリード)を結成し委員長の座(終身)につくとともに,社会党員として初めて国会議員に選出された(1910)。晩年,社会党が第三インター(コミンテルン)加盟問題で揺れると,加盟反対の立場をとり,賛成のグループは社会党から独立し,1921年スペイン共産党を創立した。…

※「労働者総同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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