世界大百科事典(旧版)内の労農国防会議の言及
【ソビエト連邦】より
…4月以降になると,連合国側からの軍事干渉の重圧が加わって情勢はいっそう厳しさを加えたため,やがて革命の理念に反して徴兵制を施行せざるをえなくなり(ただし兵役義務は労働者と農民に限定),赤軍の兵力は10月末までに80万,1年後には300万に増大した。統帥系統では,18年末に労農国防会議が既設の革命軍事会議(RVSR)の上位に置かれ,野戦参謀部が作戦の指導に当たった。 当時の赤軍にとって最大の難問は,階級的ないしイデオロギー的純粋性と戦闘効率とを,いかにして両立させるかであった。…
※「労農国防会議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」