世界大百科事典(旧版)内の勅撰漢詩集の言及
【勅撰集】より
…ただし,〈勅撰集〉ととくに称されるのは,あとに述べるような漢詩集や和歌集の場合である。勅撰漢詩集は,漢風謳歌の時代といわれる平安初期に,勅撰三集と総称される三つの集が編まれた。《凌雲新集》(《凌雲集》)1巻(814)は782年(延暦1)から33年間の作品をまとめた近代詞華集で,次いでこの集に漏れたものを含めて《文華秀麗集》3巻(818)が成り,さらに,707年(慶雲4)から約120年間の178人の作者,1000編余の作品を集めて《経国集》20巻(827)が王朝漢文学の一大集成として成った。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」