日本大百科全書(ニッポニカ) 「動力義手」の意味・わかりやすい解説
動力義手
どうりょくぎしゅ
→義肢
→義肢
…義肢の一つで,切断された手の補充を目的として使用される。手の機能はきわめて複雑であるのに対し,義手の機能はかなり低い。その理由は,手の各関節運動のコントロールには多数の中枢神経細胞がこれに関与しているのに,義手の場合にはコントロールの種類が限られてしまうためである。切断部位が上位になるほど機能障害は大となり,義手を用いてのコントロールも困難度が増してくる。義手の名称も切断レベルによって異なっており,前腕義手や上腕義手,肩関節離断用義手などがある。…
※「動力義手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」