世界大百科事典(旧版)内の《勘者御伽雙紙》の言及
【数学パズル】より
…数学的な側面を多少でももったパズルを総称して,数学パズルという。ふつうは,題材が数学的であったり,解き方が数学的であったり,解答が数学的であったりするが,ほかにもマッチ棒のパズルや迷路のパズルなど,数学パズルに含まれるものは多い。数学パズルの特徴は,予備知識なしにだれにでも簡単に取り組むことができ,しかも頭のレクリエーションとして,楽しいひとときを思わず過ごすところにある。これはすべてのパズルに共通し,クロスワードパズルやジグソーパズルについてもいえる。…
【中根元圭】より
…江戸中期の学者。名は璋,通称丈右衛門,号は律襲または律聚。字は元圭のほか元珪とも書く。近江国浅井の出身で医者であった。後に京都の白山町に住み,白山先生と呼ばれる。元圭は暦学,算学,漢学,音律など広く深く研究し,学者として広く知られる。数え24歳で暦の書《新撰古暦便覧》(1685)を刊行している。続いて,《七乗冪演式》(1691),《律原発揮》《異体字弁》(ともに1692),《天文図解発揮》(1693),《筌蹄集》(1695),《授時暦図解発揮》《皇和通暦》(ともに1714)を刊行した。…
【和算】より
…明治以前の日本人が研究した数学。研究者により,その初めを,(1)上古,(2)1627年(寛永4)刊の吉田光由著《塵劫記(じんごうき)》,(3)74年刊の関孝和著《発微算法(はつびさんぽう)》とする3通りがある。
[奈良・平安時代]
養老令(718)によれば,官吏養成のための学校である大学寮を設置し,現在の中学生くらいの少年がここで勉強した。この課程の中に数学があり,定員は算博士2人,算生30人であった。…
※「《勘者御伽雙紙》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」