勝手明神(読み)かつてみょうじん

世界大百科事典(旧版)内の勝手明神の言及

【嵐山】より

…勅命を受けた廷臣(ワキ)が,嵐山の桜の開花の様子を見に赴く。来かかった花守の老夫婦に言葉をかけると,ここの桜は吉野の桜を移植したものなので,吉野山の神々がときおり来臨するのだと説明し,自分たちも実は木守明神(前ジテ)・勝手(かつて)明神(前ヅレ)の夫婦の神だと打ち明けて去る。夜に入ると,木守・勝手が若い男女の神姿で現れ,花をめでて舞を舞う(〈ワタリ拍子・天女ノ舞〉)。…

※「勝手明神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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