化学交換法(読み)かがくこうかんほう

世界大百科事典(旧版)内の化学交換法の言及

【ウラン濃縮】より

…この方法は,原理的には,1回の分離操作で非常に高い濃縮度のウランを製造することができるという利点をもっている。 化学交換法と呼ばれる方法は,2種類のウラン化合物UAとUBとの間の同位体交換反応235UA+238UB⇄238UA+235UBにおいて,その平衡定数が1からわずかにずれることを利用してウラン濃縮を行うものである。すなわち,UAとUBとが共存して平衡状態にある場合,化合物UAに含まれるウラン中の235Uの濃度が,化合物UBに含まれるウラン中の235Uの濃度と異なることを利用するものである。…

※「化学交換法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」