《化学哲学の新体系》(読み)かがくてつがくのしんたいけい

世界大百科事典(旧版)内の《化学哲学の新体系》の言及

【化学】より

…J.ドルトンは,2種の元素AとBが化合して2種以上の化合物をつくるとき,各化合物で一定量のAと化合するBの重量は簡単な整数比をなすという〈倍数比例の法則〉を発見した(1802)。この二つの経験則は物質がこれ以上分割できない原子からなると考えれば説明できると考えたドルトンは,《化学哲学の新体系》3巻(1808‐27)において彼の原子論を展開した。ドルトンによれば,2種の元素A,Bからなる二元化合物では原則としてA,B各1原子が,時に応じて1対2ないし2対1などの割合で化合した。…

【ドルトン】より

…円形の原子記号,球状の原子模型も考案した。主著《化学哲学の新体系》(第1巻,1808‐10)によって展開されたこの原子論は,一部の根強い批判にもかかわらず,みずから発展すると同時に近代化学の基礎理論となったのである。彼はラボアジエとともに近代化学の父といえよう。…

※「《化学哲学の新体系》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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