化石床(読み)かせきしょう

最新 地学事典 「化石床」の解説

かせきしょう
化石床

fossil enclosure

化石の産状に対して,1949年に井尻正二と藤田至則が提唱した用語。「広義の化石層内で,化石を含む地層の部分が化石を全然含まない地層を間に挟んで断続している場合,その地層の部分(化石の産状)に対して与える名称(および概念)」と規定される。化石床は,化石床の各部分(各層準)と同一層準にある周辺の地層(化石を含まない)と同時的に堆積したものであり,化石床の(塊状の)形態は,1層準ごとの堆積物(layerまたはlamina)の積分値である。参考文献井尻正二ほか(1949) 地球科学,1号

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 義夫

世界大百科事典(旧版)内の化石床の言及

【化石】より

…密集して層をなし水平方向にかなり連続性をもつものを狭義の化石層という。これに対して,地層内で化石を多産する部分が含まない部分をはさみ断続的に横に並ぶのは化石床(かせきしよう)と呼ばれる。化石床の場合は,周囲の無化石の部分と共通の層理面をもっていて,両者が同時的に形成されたことを示すというその成因が重視されている。…

※「化石床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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