世界大百科事典(旧版)内の北極表層水の言及
【北極海】より
…北極海は冬には約1200万km2,夏でも北極海盆を中心に約800万km2の多年性海氷(厚さ3~4m)がある。海氷下には北極表層水と呼ばれる低温,低塩分の水があり,水深約200mから1000mにかけて大西洋水(水温>+0℃,塩分約35‰)がある。大西洋水はスバールバル諸島とグリーンランドの間のフラム海峡から北極海に入り,反時計回りに5cm/s以下の速度で流れ,再びフラム海峡のグリーンランド沿いに流出する。…
※「北極表層水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」