北野連歌会所(読み)きたのれんがかいしょ

世界大百科事典(旧版)内の北野連歌会所の言及

【連歌師】より

…さらに,ほぼ同時代の周阿(しゆうあ)や室町時代初期の梵灯(ぼんとう)庵主らを経て,宗砌(そうぜい),宗祇(そうぎ),宗長,兼載(けんさい),宗碩(そうせき)らが,室町中期から後期にかけて連歌の最盛期を形成した。なかでも宗祇は代表的な連歌師で,低い階層から連歌によって身を立て,ついには北野連歌会所奉行(北野天満宮に設けられた連歌活動を統轄する幕府の機関の長)という指導的位置につくに至った。多くの連歌作品,連歌論を残し,兼載らとともに《新撰菟玖波集》の編集に携わり,古典研究においても一家を成すに至った。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」