世界大百科事典(旧版)内の《医林改錯》の言及
【王清任】より
…臨床面でも多くの貢献があったが,むしろ解剖ないし生理学説によって知られている。かれはしばしば刑場に赴いて死体の臓器を観察し,1830年(道光10)に《医林改錯》2巻を著して,心包絡とか命門説など,従来の臓腑説に誤りのあることを指摘し,新しい説を提出した。それは現在からみるとまだ誤りがあるが,中国医学史上の一つの進歩であることは確かである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」