十二ヶ月(読み)じゅうにかげつ

世界大百科事典(旧版)内の十二ヶ月の言及

【汁粉】より

…幕末明治以後は各所に汁粉屋ができた。東京では新橋の〈十二ヶ月〉,京橋の〈亀村〉,下谷黒門町の〈常盤〉,上野池之端の〈水月〉,浅草奥山の〈松邑(まつむら)〉などが名代の店で,〈十二ヶ月〉では種類の違った汁粉12杯を食べた客には賞品が出るとして評判になり,他の諸店はそれぞれ瀟洒(しようしや)な店構えと風味のよさで人気を集めた。第2次大戦後の一般の嗜好の変化もあって急激に衰退し,一部に甘味喫茶と名のる店はあるが,昔ながらの情緒をもつ汁粉屋はきわめてまれな存在になってしまった。…

※「十二ヶ月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android